栃木県日光市の鬼怒川温泉あさや(八木澤哲男社長)はこのほど、「秀峰館」最上階の和室5部屋を和洋室にリニューアルすると発表した。7月21日にオープンする予定で、同館はリニューアルの狙いを「多様化する利用者のニーズに対応するため」と話している。
新しい和洋室の名称は「雅」=写真。52平方メートルの客室内にはバルコニー側に温泉を引いた眺望風呂を備えた。さらに、シモンズ社製ベッド2台と、畳スペースを用意する。
客室内には、栃木の伝統工芸品であり、日光杉などを小割にした材料を幾何学模様に組み付けた「鹿沼組子」を随所に取り入れる。
鹿沼組子の繊細さと、木のぬくもりが「和」の空間を引き立てる。「上品で優雅な雰囲気の和洋室でゆっくりと過ごしてもらえる」という。